歌い手とは?意味や活動をわかりやすく解説
歌い手とは、ニコニコ動画やYouTubeなどに「歌ってみた」動画を投稿し、主に既存曲を自分の声でカバーして活動する人を指す言葉です。
歌い手とは
歌い手(うたいて)とは、ニコニコ動画やYouTubeなどの動画共有サイトに、自分が歌った動画を投稿して活動する人を指す言葉です。投稿される動画には一般的に「歌ってみた」というタグが付けられ、既存の楽曲を自分の声でカバーするスタイルが基本となっています。
「歌い手」という言葉自体は本来「歌う人」を表す一般的な日本語ですが、2000年代中盤に動画投稿サイトが普及したことで、新しい意味を獲得しました。ニコニコ動画では「プロは歌手、アマチュアは歌い手」という使い分けが慣例化し、動画投稿文化の中で独自の呼称として定着していきました。
VTuberやアイドルとの違い
混同されやすいVTuberとの違いは、活動のスタイルにあります。VTuberは2DCGや3DCGのアバター(キャラクター)を使って動画配信や投稿を行い、視聴者とのコミュニケーションを重視するのが特徴です。一方、歌い手は「歌声を披露すること」が活動の中心になります。
ただし近年は、アバターを使って歌を中心に活動する「歌い手VTuber」「VSinger」と呼ばれる存在も増え、両者の境界はあいまいになりつつあります。
| 区分 | 主な特徴 |
|---|---|
| 歌い手 | 歌ってみた・歌唱が活動の中心 |
| VTuber | アバターでの配信・交流が中心 |
主な活動
歌い手の活動は多岐にわたります。
- 歌ってみたの投稿:既存曲をカバーした動画の投稿が活動の出発点です。
- オリジナル曲の制作:ボカロP(ボーカロイド楽曲の制作者)とコラボしたり、自身で作詞・作曲を手がけたりする人もいます。
- ライブ・イベント:人気が高まると、顔出しの有無を問わずライブやイベントを開催する例も見られます。
- グループ活動:複数人でユニットを組み、配信やライブを展開するケースもあります。
このように、歌い手はネット上の投稿活動からスタートし、活動の幅を広げていくのが一つの流れとなっています。
代表的な歌い手・グループ
広く知られている例として、以下のような歌い手が挙げられます。
- まふまふ:2010年12月にニコニコ動画へ歌ってみた動画を投稿して活動を開始。作詞・作曲なども手がけ、2021年の第72回NHK紅白歌合戦に初出場しました。
- Eve:自身のYouTubeチャンネルでのオリジナル曲発表を起点に、アニメ主題歌なども手がけるなど活動を広げています。
- すとぷり(すとろべりーぷりんす):複数人で活動する歌い手ユニットで、生配信やライブなど幅広く活動しています。
このほかにも数多くの歌い手が活動しています。
まとめ
歌い手とは、動画共有サイトに「歌ってみた」を投稿することを中心に活動する人を指す言葉で、ニコニコ動画の文化の中から生まれ、広がってきました。VTuberとは活動スタイルに違いがありますが、近年は両者が融合した形も登場しています。カバーからオリジナル曲、ライブまで活動の幅は広く、日本のネット音楽文化を語るうえで欠かせない存在となっています。